心の中に奏でる、永遠の向日葵


その時気づいたんだ。
 

ああ、俺はピアノが嫌いなんだ、体が嫌だと言っているんだ、と。
 

もしも、また『聴かせて』なんて、言われたら…。
 

足が小刻みに震えてきた。思うように、体全体がコントロール出来なくなっていく。
 

不安が、俺の心の中を支配した。
< 59 / 398 >

この作品をシェア

pagetop