この瞳だけを見て
両手を掴んで見つめながら「嫉妬しちゃったの…」って祐奈が言うと、智哉はニコニコしながらチューしてきた。
「ねぇ可愛い‼︎可愛すぎるからいっぱい嫉妬させちゃおうかな」って抱きしめてくる。
祐奈が「あれ、ちょっとどうした⁉︎笑」って言ったら、ニコニコしながら智哉は無言でやる事がエスカレートしていく。
祐奈の着ているキャミソールの中に手をスッと入れて地肌を撫でられると、反射的にギュッと目を瞑った。
「ごめん、嫌だった?」
「嫌じゃ…ないよ⁉︎」
智哉は思っていた言葉とは違う返事が返ってきて、思わず目を丸くした。
このままでは理性を保てないと思い、智哉は祐奈から離れてキッチンの方へスタスタ歩いて行く。
「疲れたでしょ?お風呂入ってきたら?タオルとパジャマは洗濯機の上に用意してるから使って‼︎」
「あっ、うん…ありがとう‼︎」
智哉に促され祐奈は先にお風呂に入った。
その間に智哉は寝室へ向かい、部屋の片付けをそそくさに始めた。