この瞳だけを見て
翌日
ムクっと起き上がり、目が覚めたばかりで頭がぼーっとしてる祐奈は先に起きて着替えをしていた智哉をじっと見つめる。
「…え、やば、、」
ニコニコで顔を覗き込みながら「どうしたの笑」って笑ってる。
「別に何にもないよ⁉︎」って言うと
「えー余計可愛い」
ベッドに膝をつき祐奈の上に覆い被さって顔を近づけて来るから、ちょっと期待したら
「…してほしい?笑」
って意地悪してくる。
それから何もせずにスッと離れてベッドから降りる。
「やっべ、危なかった〜」
そう笑いながら「ご飯用意して来るから」とその場から去って行った。
朝から心臓がドキドキでいろいろもたなかった。
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普段からすごく優しくて私の事をとことん甘やかしてくれる。
そんな智哉がよくしてくるのは、彼女の顔を覗き込んでくること。
「どうしたの?」って聞くと、「なんでもなーい」って笑いながら言って急にキスなんかしてくるからビックリしてしまう。
キスした後にはいつも『可愛い』とか『好き』とか甘い言葉をかけてくる。
年々甘々になってきている気がする。