この瞳だけを見て



祐奈が来る前にある程度食事を済まし、お酒が進みにつれ、地元の同級生ということもあり、いつしか関谷が暴露話を始める。



「この間智哉と夜会った時さ、ふと思ったんだけど。昼間よりも夜になると2倍くらいマッチョになってるやんみたいな」


「ん?何それ何それ⁉︎」



富沢が話に食いついてくる。



「そー俺夜になるとね2倍になるんよ‼︎朝はね結構細いんだけど、夜になると変わってっちゃう」



智哉は少し笑いながらも割と真面目に話す。



「そんなマッチョじゃ、マッチョに見えただけよ。それとさ、隠れマッチョって他の人にも暴露したやろ‼︎」



「あっバレてた?」


「えっ賢人、誰かに話したの?笑」


「バレとるんよ。隠れマッチョじゃないわ‼︎筋トレとかしてないんよ」


「多分筋肉質なのかな⁉︎細くてヒョロイよりもよっぽどカッコいいよ⁇」




富沢からフォローが入り、隣に座る関谷は腕の筋肉を服の上から確認していた。





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