この瞳だけを見て




「おうちデートに変更しようかな」



手を引かれ歩き出したのはいいが、元々今日のデートは食事に行く予定だった。


おうちデート⁇何で?


何でか聞いても教えてくれないから、黙って取り敢えず着いて行った。


着いて行った先は小西の家で、出かける前とは違い久しぶりに来たこともあり、とても緊張してしまう。


玄関入った途端、小西が背後から「何でそんなに可愛いの?」と言われ、持っていたコンビニ袋を玄関のフローリングに置いた。



「これで祐奈を独り占め出来る」


「は、恥ずかしいこと言わないで…」



玄関を閉めた瞬間、手を絡められて恋人繋ぎの状態で玄関の壁に追いやられて壁ドン、逃げ場が無くなった。



「こ、ここ玄関、…っん」



祐奈が喋っている途中で止めるかのようにキスをされた。





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