この瞳だけを見て

次の日の朝、小西くんに寝落ちの話をしたら、



「絶対寝てないしー‼︎」



ってニコニコされ、終いには



「先に寝たのそっちだしー‼︎」



とか言いながら意地張られてしまう。


なんだかんだ小西くんのペースに持っていかれがちな祐奈であった。



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体育祭の次の大イベントといえば『文化祭』である。


クラスの出し物として『アメリカンドッグ屋さん』をすることになった。


統括・管理責任者は学級委員の小西くんだ。



「黒板に書くから、必要な材料何がいるのかあげていって‼︎」



クラスメイトが希望する材料を、黒板に次々と書かれていく。


ホットケーキミックス、ケチャップ、マスタード、ウィンナー、モッツァレラチーズなど



「あと細かい仕事分担も決めます」



食材調達係、調理係、会計係、店員、呼び込み係…


祐奈は迷わず食材調達係を選び、茉侑は調理係となった。