この瞳だけを見て
《 2022年 7年後の現在 》
朝は割と強い方の智哉は祐奈よりも先に起きて、智哉に抱きついてすやすや寝ている彼女の手を優しく解いて、彼女の寝顔をたーーっぷり眺める。
十分眺めたら彼女を優しく起こす。
「祐奈〜朝だよぉ、おはよう〜」
って言いながらほっぺをムニムニしてくる。
それでも起きない彼女に
「祐奈‼︎祐奈の分まで朝ごはん食べちゃうよ⁉︎」
ってちょっといたずらも言ってみるけど起きないので…
「祐奈…起きないなら襲っちゃうけど…?」
ってちょっと激しめなキスをする。
目を開けて起き上がった祐奈は「えっ何⁉︎」とまだ寝ぼけていてぼーっとベッドの上に座り込んだ。
「やっと起きたね、俺が朝食作るからゆっくり起き上がって来てね」
智哉は祐奈に優しく頭ポンポンした。