いつのまにか
1番気が合う友達になった。
そう言ってもいつも口喧嘩ばっかり、でも他の人と喧嘩するのとは違く楽しいって思えるものだった。
私達は何をするのにも一緒で、勉強を教えてもらったり、男女という概念がなくなり腕相撲をしたり、
アニメが好きという同じ趣味だったため仲の良さが深まる一方、クラスにはいわゆる一軍という女子達は私の事はよく思わなかった。
みるくは私と仲が良かったため、とうとう樹の事好きになっちゃった??って感じで悪くいわなかったが一軍には男好き、また始まったよ。など陰口が増えて言った。樹と仲がいい男子は一軍とも仲が良く私に対してあたりが強かった。私は感情がすぐカッとなりやすい性格なのでその男子にいつもイライラしていた。同じ班のため樹もそのことに気づき二人きりになった時、怒ってるの??と私に声をかけた私はううん、怒ってないよ。と言ったがバレバレだ怒ってないわけがない。やっぱ怒ってるよね?とまた聞かれたが、ううん、大丈夫だから。と強がってしまった。あの時はそうするしかなかったのだ。
なぜか樹の声が安心してしまい涙がでそうになったが皆が来たため感情を抑えることしか出来なかった
樹のことを好きと認めてしまったら、自分は楽になるのかでもみるくにも申し訳ない。一軍達も怖い認めたら独占欲っていうものが強くなってしまう。
でも取られたくない。だからといって告白をして気まずくなるのも嫌だ。私の心はもう色んなことで限界だった。誰か助けてほしい、でも誰もいない。
私は樹と笑いあってる日々だけが気が楽になり幸せの時間だった。
自分が辛くなるならいっそ好きになるのをやめようと思ってりしたが、好きが増していく。
2人で座っていると肘がぶつかった。あ、と思ったが相手はずらさない肘からの体温が私にも伝わってくる。話し合いなんて頭に入ってこない。なんでどけないんだろう?という疑問が残る。
最近たまたま触れ合うことが多く体育祭の片付けの時も手が触れてしまい、あ、俺やろうと思ったのにと樹に言われた。あっちは何も感じてないっぽい。
だけど噂を聞いてしまった。
男子達の会話だ。文化祭の展示するのもを作っていたらしく、樹の隣に貼った人が樹の好きな人だと馬鹿にされていた。その時同時に自分のクラスの一軍と樹が夏祭りに出かけてるのを見てしまった。
私はあ、その人が好きなんだなって、、
文化祭当日になり展示品を見てみる、樹の隣はまさかの私。え?と疑問しか残らない。
でもいつもと態度はかわらず、まぁただのからかいだなとおもった。
その頃樹とは席が離れてしまい、話す機会もぐっと下がった。たまに話せば口喧嘩。もう嫌になった。
忘れようと努力しても忘れられない。
その繰り返す自分の感情、だがまた席が近くなる。
一軍達はヒートアップし、陰口を言われる。
樹と話すだけでジロジロ見られる。
もう嫌だ。と思うが話せなくなるのもいやだ。
気持ちが追いつかず泣き出してしまった。
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