君の笑顔に涙する


 凛が事故に遭って三日が経った。

 翌日の昼、僕は夏休みの特別授業を受けに学校へと行く。
 本当なら、サボってでも凛のところに行きたいところだ。だけど、今日は凛の友達と、凛の母親が昼頃に来る予定になっていると、凛から今朝メールがきたため、僕は夕方に行くと返信した。


 本当は……少しだけ、安心した。


 嫌な予想を考えるだけで、僕は不安で不安でたまらなかった。

 授業が終わり、僕は病院行きのバスへと乗った。


 バスに乗っている間、僕はずっと外を見ては、ずっと凛への『文章』を考えていた。



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