ずっと君だけを…


「俺は、今でも麻結が好きなんだよ!何で麻結は、分かってくれないんだ。もう一度やり直そう。もう暴力は、振るわないから」


タクは、すがるような目で私を見つめた。私は、その願いを断った。

「言ったでしょ?私には、好きな人がいるって。それにもう暴力にはごめんなの。あなたとは、やり直す気なんて、さらさらないから」


タクは、唇を噛みしめて私を睨んだ。

< 119 / 229 >

この作品をシェア

pagetop