ずっと君だけを…


何度も、つまづきそうになりながら、せんせぇの元へ急いだ。

グイッ

せんせぇは、私を引き寄せた。

「ドジ」

「なっ… せん… ンッ」

せんせぇは、強引にキスをした。誰かが、くるか心配したけど、逆にドキドキした。


「…で、何の用?」

「まぁ… ちょっとな…」

「だって… いきなり、キ… んぐっ」

「黙って」

せんせぇが、人影に気づいて、私の口を塞いだ。

人影がなくなると、その手を放した。

「ごめん」

「いいよ。ばれたらヤバイもんね」



< 138 / 229 >

この作品をシェア

pagetop