ずっと君だけを…


「どこかにいるんでしょ?指輪の相手が」

松本の容赦ない言葉にせんせぇがキレた。

「だから、一人だと言っているでしょう。早く帰って下さい」

「そうですか…」

大人しく松本が引き下がった。

その時、松本と目が合った。あわてて目をそらしたけど遅かった。

「桑名先生。教師と生徒の恋愛は、犯罪ですよ」


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