ずっと君だけを…


「うん。そうだよね」

せんせぇ、信じなきゃ。

約束したもん。結婚するって。


ねぇ―――――――


プルルルル…

静かな控室にケータイの着信音が鳴り響いた。

「桑名からだよ。早く出たほうがいいよ」

ユカの一言に促されて、私は、電話に出た。

< 182 / 229 >

この作品をシェア

pagetop