ずっと君だけを…


ふくらはぎがパンパンの足で何とか階段をのぼり、せんせぇのいる教室に着いた。


ガラガラッ

「せんせぇ!!」

「おぅ… 逢坂。遅刻だぞ。もうすぐ電話かけるとこだったぞ」

「いやぁ。ごめん。ごめん(笑)」

そう言って、笑っているせんせぇの手には、ケータイがあった。


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