ずっと君だけを…
「星、キレイだな…」
空には、あふれるばかりの星が輝いてた。
気が付けば、自転車は、私の家の方向とは、違う方向に行ってた。
「せんせぇ、どこに行くの?」
「俺ん家 (笑)」
せんせぇはニカッと笑った。
ドクンッ
「嘘でしょ? せんせぇ! じゃあ、私、ここで降りる!」
「アホ! その怪我の存在を忘れてんのか」
忘れてた。せんせぇは、私を見て、笑った。私もつられて笑った。
「もうすぐだから、頑張れー!」
「せんせぇがね!」
せんせぇ。大好きだよ。すっごく好き。
私は、せんせぇにしがみついた。