ずっと君だけを…


私は、電話を切った。本当は、もうちょっと話したかったけど、せんせぇの朝が早いからここで終わることにした。

『やっと付き合ってる』という言葉が嬉しかった。今までは?ってつっこまれそうだけど。電話してよかったって思えた。

今日も、私は、手紙の存在を忘れたまま眠りについた。


ラッキー♪

今日も、せんせぇの授業がある。もちろん真面目に授業を受けた。一回だけ約束
を破って、せんせぇに笑いかけた。

せんせぇは、しかめっつらをしながら、笑ってくれた。


大好きだよ。せんせぇ。


「見てるこっちが恥ずかしいぐらいラブラブだね」

ユカが皮肉っぽく言った。どうも、あのやり取りを見ていたらしい。

「いいじゃん。だって。せんせぇが、だ~い好きだもん♪」

「いいなぁ… 麻結は、あんな彼氏がいて。あたしもあんな彼氏が欲し~い」

「絶対、見つかるって。ユカなら大丈夫」


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