ずっと君だけを…


「そお? じゃあ、もう少し待ってみよっかな」

「待ってみなよ。いい人見つかるから」

「あたしだって、あんな優しい人がいいよ~」

「せんせぇは、私のものだよ」

「誰か~」

とか、言いながら、ユカと帰り道を歩いていた。


「あ、そうそう。あの手紙、見た?」

「何それ? そんなのあったっけ」

「あったよ! 前、渡したよ」


「……………あぁ! あの」

「思い出した? あたし、あの手紙の内容が気になって…」

「今日、見とくから」

「今度、教えてね~」

「OK」


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