パクチーの王様 ~逸人さんがあやしい物を見ています~
「あら、お坊っちゃんなんでしょ。
親の金で造ってもらいなさいよ」
「お坊っちゃんじゃないよ。
そして、僕は君とは違うよ。
一応、自立しなきゃとは思ってるからね」
……笑顔でまた、痛いところを。
日向子だったら、あっさり親の金で山に別荘の一軒も立ててもらいそうだからだろう。
日向子と静のバトルが始まったので、芽以はそっと立ち去ろうとした。
まあ、バトルというか、一方的に日向子が怒鳴っていて、静は笑って聞いているだけなのだが。
だが、よく聞いていたら、時折、今みたいに、ドスッと日向子の胸に刺さるようなことを静は言っている。
でも、よく一緒に居るんだよな~。
パッと見、女王様なんだけど。
実は、ドMなのだろうか、日向子さん……。
親の金で造ってもらいなさいよ」
「お坊っちゃんじゃないよ。
そして、僕は君とは違うよ。
一応、自立しなきゃとは思ってるからね」
……笑顔でまた、痛いところを。
日向子だったら、あっさり親の金で山に別荘の一軒も立ててもらいそうだからだろう。
日向子と静のバトルが始まったので、芽以はそっと立ち去ろうとした。
まあ、バトルというか、一方的に日向子が怒鳴っていて、静は笑って聞いているだけなのだが。
だが、よく聞いていたら、時折、今みたいに、ドスッと日向子の胸に刺さるようなことを静は言っている。
でも、よく一緒に居るんだよな~。
パッと見、女王様なんだけど。
実は、ドMなのだろうか、日向子さん……。