好きだから傷付ける
雅來「バカだな、滝川は。
お前は目立ってたよ。
少なくとも俺の中では1番。
俺は本気で滝川の事が好き。
でも、不安な事があるなら言って。
俺が絶対、安心させるから。」
ああ、私。
鬼藤くんの事めちゃくちゃ好きだ。
涙で滲む鬼藤くんの顔。
ぼんやりとしていても分かる。
鬼藤くんは今笑ってる。
私は鬼藤くんの唇にキスをした。
自分でも驚いたけど
好きが理性を超えてしまった。
慌てた様子の鬼藤くんは
私の体を引き離す。
その顔は真っ赤だった。