好きだから傷付ける
雅來「...な、何してんだよ。」
美空「ごめんなさい。
着替えて来ます。」
部屋に戻った私の心臓は
破裂するんじゃないかと思うほど
ドキドキしていた。
キスされた時も、もちろん
ドキドキするけど
それ以上にキスした時の方が
ドキドキする事を知った。
準備を済ませて私がリビングへ降りると
鬼藤くんは食器を洗ってくれていた。
雅來「腹減らないか?
おにぎり作っといたからやるよ。
腹減った時にでも食え。」
美空「...ありがとう。」
雅來「そろそろ行くか。
2人揃って遅刻しちゃ
悟に何言われるか分からないしな。」
美空「そうだね。」