好きだから傷付ける

時間になった私は駅前へと向かう。

雅來「滝川!」

やっぱり今日の鬼藤くんも
かっこよかった。
制服姿とはまた違う
カッコ良さにドキドキした。

美空「バイトお疲れ様。
これ、良かったら。」

雅來「何これ?」

美空「開けてみて。」

ラッピングを開け中身を見た
鬼藤くんは私の大好きな笑顔を見せた。

雅來「クッキーじゃん。
しかもハート型。すげぇ。
初めて貰った。」

美空「喜んでくれて良かった。」

雅來「滝川からのプレゼントは
何だって嬉しい。家で食うな。」

美空「うん!」

その後私たちはお昼ご飯を食べ
映画を見た。普通のデートって
あんまりした事がなかったから
それはそれで新鮮だった。
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