好きだから傷付ける

雅來「と、とりあえず...
何か作るか?」

美空「あ、クッキー作ってる時
ハンバーグも作ったから
後は焼くだけだよ。」

雅來「そっか。じゃあ
俺、焼いておくから
滝川、風呂でも入って...あ。
いや、違う。そうじゃなくて!
いつも滝川、家に帰ると風呂に
入るって言ってたから...」

美空「分かってるよ。
じゃあ、お言葉に甘えて。
先に入っちゃうね。」

雅來「うん。」

ドキドキした。ワクワクした。
これから先の時間に期待した。

ーガチャ

お風呂から出たら
美味しい匂いが私の鼻を掠める。
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