好きだから傷付ける

雅來「滝川、焼けたよ。」

美空「ありがとう。
さっ!食べよう!」

自分で言うのも何だけど
いつもの何倍も美味しく感じた。
この空間のせいなのか
単純に上手くできたからなのかは
分からないけど、私にとっての
最高の調味料は鬼藤くんの笑顔だ。

今日も鬼藤くんは
美味しいって言いながら
食べてくれた。

雅來「ごちそうさま。
今日もめっちゃ美味かった。」

美空「良かった。またお弁当にも
入れておくね。」

雅來「ああ、楽しみにしてる。」

美空「洗い物、やっておくよ。」
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