好きだから傷付ける

雅來「じゃあシャワー借りていい?」

美空「うん、どうぞ。」

鬼藤くんがリビングから
いなくなると突然緊張が押し寄せる。

さっきまで平気だと
思ってたのに、鬼藤くんの
シャワーって言葉が
あまりにもリアルで
何か...なんてゆーか
本当にいいのかな?って思った。

そんな事を考えながら
洗い物をしていたら
お皿を1枚割ってしまった。

ーガチャ
ーバン

雅來「滝川!大丈夫か!」

まだ濡れたままの髪の鬼藤くんは
私に駆け寄りお姫様抱っこした。
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