好きだから傷付ける

雅來「人の手作りって
やっぱり美味いもんだよな!
誰かと一緒に食う飯の方が
絶対に美味い。滝川も
そう思わないか?」

私のために言ったのか。
自分の事を言ったのかは
分からないけど、鬼藤くんは
毎日一人でご飯を食べてるんだと
思うと悲しくなった。

美空「明日からも作ってきていいかな?」

雅來「え?」

美空「一緒にお弁当食べるために
鬼藤くんのお弁当も
作ってきていいかな?」

雅來「作ってくれるのか?」

美空「鬼藤くんが迷惑じゃないなら...」

雅來「サンキュー!超嬉しい!」

この気持ちがどんな意味を持つのか
私には分からないけど
鬼藤くんといると嬉しい事が増えていく。
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