好きだから傷付ける

次の日から私と鬼藤くんは
一緒に登校するようになった。
毎日一緒にお弁当を食べた。

そんな生活をしばらく続けていたら
いつしか、学校では
私と鬼藤くんが付き合ってると噂になった。

もちろん、私と鬼藤くんは
恋人同士なんかじゃない。
好きと言われた覚えもないし
好きと言った覚えもない。
私と鬼藤くんは友達。
皆の言葉を借りれば仲の良い男友達と
言った所だろうか。

ーガチャ

雅來「おはよう、滝川。」

美空「おはよう。」

一緒にいすぎて気付かなかったけど
あの日から今日で1ヶ月が経つ。
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