好きだから傷付ける
この恋はLIKEかLOVEか
だけど、1ヶ月と1日経った日
いつも私の事を迎えに来てくれる
鬼藤くんがいなかった。
先に行ったのかもしれないと思い
学校へ行ってみたけど
やっぱりそこにもいなかった。
木島「おはよう、美空。雅來は?」
美空「分からない。連絡してみるね。」
ずっと待ってたけど
既読マークすらつかなかった。
木島くんは休み時間ごとに
返信の有無を聞いてきた。
私だけじゃない。
木島くんも心配なんだ。
お昼休みになると私は
木島くんの元へと駆け寄る。
美空「木島くん。
良かったら、これ。食べない?」
木島「え?いいのか?」
美空「捨てちゃうのも
もったいないし。」