好きだから傷付ける
私の想像した通り、その女の人達は
廃倉庫みたいな場所に私の事を連れてきた。
ここで何が行われるのか。
想像は出来るけどしたくない。
どう逃げようか。
ずっとその事ばかり考えていた。
ーガガガガー
重たい扉が開かれると
私の想像とは違う光景が広がっていた。
真っ暗だと思っていた倉庫の中は
煌々と明かりがついていて
鬼藤くんや目の前の女の人達と
同じような髪色の人達が沢山いた。
真由「あんた、名前は?」
美空「滝川 美空です。」
真由「うちの事は真由でいいよ。」
美空「あの、これは一体?」