好きだから傷付ける
鬼藤くんとお弁当を食べなくなって
1週間が経った。
1人でお弁当を食べていると
木島くんがやってきた。
木島「何かあった?雅來と。」
美空「何にもないよ。」
木島「美空って、ウザイな。」
美空「ウザイって...」
木島「すげぇ辛そうな顔しながら
何にもないって言われたって
はい、そうですか。とは言えないだろ。」
木島くんは袋からパンを
取り出すと私の隣に座り
頬張り始める。
木島「美空に1つ
話さなきゃならない事がある。」
美空「何?」