好きだから傷付ける
その言葉は嘘か本当か
気持ちが通じ合った私たちは
今まで以上に一緒にいるようになった。
登下校はもちろん一緒。
お弁当も毎日一緒に食べ
休みの日には幾度となくデートした。
近くのショッピングモールに
遊びに来た私たちは
お互いの服を選び合った。
雅來「滝川にはこうゆう色よりも
赤とかオレンジとか
明るい色の方が似合うと思う。」
鬼藤くんはファッションアドバイザーみたく
真剣に私の服を選んでくれた。
鬼藤くんが差し出す服は
どれも可愛いものばかりだった。
もちろん鬼藤くん自身もかなりオシャレだ。
初めてデートした日に
驚いたのは鬼藤くんのオシャレさだった。