好きだから傷付ける

絶体絶命だった。
私がどう頑張ったって
男の人3人の力には敵わない。
叫びたいけど恐怖で声も出ない。

男「何して遊ぼっかー。」

男の人が私の肩に手を回す。
怖いと思っていても体は正直だ。
私はその人の手を振り払った。
触られたくない。こんな人達には。

男「いってーな、何すんだよ!」

男「まだ状況が分かってないみたいだな。」

手を振り払った男は怒りに任せて
拳を突き上げる。

覚悟を決めた私は目を瞑った。

ーバコン

でも、殴られたのは私じゃなかった。
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