幼なじみはイケメン君

文化祭


まだ夕方の4時なのに、外はうっすら暗くなってきている。


いつもならこの時間は、綾と図書室で受験勉強してるか、家に向かって歩いているのに

教室で拓也とヒソヒソ声で話をしている


なぜ、まだ教室に居るのかというと…


文化祭で歌う、クラス合唱の曲が決まらないのだ。


「なんか、ちょっと先生強引だよな。」

拓也が不満そうな顔をして、小声でつぶやく。

「だよね。多数決で決めたのに…。先生が、そんなので良いのかな(笑)」


< 20 / 78 >

この作品をシェア

pagetop