幼なじみはイケメン君
「う~ん。え~っと…2…?」
「……。」
いたずらっ子みたいな拓也の目
「もぉ~、じらさないで早く言ってよ!」
ドキドキ…。
「…正解!」
そう言って髪をくしゃくしゃにしながら頭を撫でてくれる。
拓也への気持ちに気ずくまでは、頭を撫でられても
何にも感じなかったけど
いまは、愛情を感じちゃうな…。
たくや大好きだよ。
「夏姫、そろそろ帰る?」
図書室の窓から外を見ると、陽はだいぶ落ちていて、薄暗くなっていた。