幼なじみはイケメン君
「そうだね。帰ろっか。」
「あっ!たくや待ってよ~。」
かばんにワークを適当に突っ込んだ拓也が先にスタスタと行ってしまう。
「…んっ!」
少しぶっきらぼうに出された拓也の手
えっ!これって…
あたし達は少し前まで“幼なじみ”だったから…
こういう“恋人同士っぽいこと”って…すごい緊張しちゃう!!
ドキドキ…。
そっと拓也の手に、自分の手を乗せると
大きな手で包みこんでくれた。