幼なじみはイケメン君

「ふぁ~あ、やっと6時間終わったぁ~。」

窓を見ると日はだいぶ傾いていて、オレンジがかった太陽が、さびしそうに校庭を照らしていた。



「夏~姫!今日学校で勉強してく?」

窓から視線を戻すと、綾が机の前に立っていた。


「う~ん。どうしよっか?あたしはどっちでも良いよ。」


「あたしもどっちでも良いや。夏姫にまかせる。」


「じゃあ~帰る!」


「了解。」


Β型のあたしとΟ型の綾

あたしがワガママを言っても、やれやれって顔しながらも、いつもついて来てくれるんだよね


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