幼なじみはイケメン君
「でも…。」
少しでも長く拓也と一緒にいたいけど…悪いよね。
「あ~…。」
頭をかきながら、何か言いたげな拓也の表情。
「ん?なに?」
「少しでも夏姫と一緒にいたいから言ってるんだけど…迷惑?」
「そんなっ!全然迷惑じゃない…デス。」
うれしいな…。
拓也も同じように“もっと一緒にいたい”って思ってくれてたんだ…。
そっと拓也の顔を見上げると、照れくさそうな表情。
「ん?夏姫なに?」
「なんでもない。」