幼なじみはイケメン君

受け身ばっかじゃ、ダメだよね…。


「家の前まで送ってくれて、ありがと。」


「いえいえ。じゃあな。」


あたしに背を向けて2、3歩、歩き出した拓也を見てたら…


寂しさが込み上げてきた…。


受け身ばっかじゃ…ダメだよね!


“くんっ”

拓也の制服の裾を引っ張る。


「ん?夏姫どうしたの?」


小さい子共に話しかけるように、優しく聞かれる。


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