幼なじみは年下の小悪魔男子
───プロローグ
失恋慰め会
──────とあるカフェ『Clover』
「っ……うっ………」
「ほらほら、もう泣かないの」
そう言って雪乃は、私の背中を優しくさすってくれる。
「どう?落ち着いた?」
「うん……いつも、ごめんね?ありがとう」
「よしよーし、いい子いい子!」
今度は、私の頭を犬を触るかのように撫で回してくる。
「ちょ、もう、やめてよー笑」
「良かった、笑えるじゃん!
泣いてたら、ここの美味しいケーキだって不味くなるんだから、ね?」
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