幼なじみは年下の小悪魔男子
「……りあちゃん」
瑠生くんはそっと……
私に顔を寄せてきて………
────チュッ
私の唇の端にキスをした。
瑠生くんは意地悪く笑って……
「ふふっ、今日のお礼だよ?」
「………っ?!」
「あっ、そうだ!!
今度カフェに来てよ!りあちゃんの為に……美味しいスイーツご馳走させて?また、連絡するから」
そう言って、瑠生くんは私の耳元で囁くように言った。
私の心臓はずっとドキドキしっぱなしで………
でも…………
瑠生くんは私に何かを言わせる間もなく、帰って行ってしまった。