幼なじみは年下の小悪魔男子
瑠生くんのミルフィーユ
─────土曜日
私は瑠生くんに誘われて、カフェ『Clover』のお店のドアを開ける。
「あっ、りあちゃん!待ってたよー」
ブンブンと大きく手を振っている。
カフェの制服に身を包んだ瑠生くんは、私がお店に入るなり
「いらっしゃいませー!」
瑠生くんは、笑顔で私を奥の席に案内してくれる。
「あっ、お客さん来た!ごめんね、すぐ戻ってくるから……ちょっと待っててね!」
そう言って、瑠生くんはお客さんの方に向かっていった。
「いらっしゃいませー!って……奏多と……雪乃さん?!」