幼なじみは年下の小悪魔男子

瑠生くんのミルフィーユ



─────土曜日

私は瑠生くんに誘われて、カフェ『Clover』のお店のドアを開ける。


「あっ、りあちゃん!待ってたよー」

ブンブンと大きく手を振っている。


カフェの制服に身を包んだ瑠生くんは、私がお店に入るなり

「いらっしゃいませー!」

瑠生くんは、笑顔で私を奥の席に案内してくれる。


「あっ、お客さん来た!ごめんね、すぐ戻ってくるから……ちょっと待っててね!」

そう言って、瑠生くんはお客さんの方に向かっていった。


「いらっしゃいませー!って……奏多と……雪乃さん?!」


< 104 / 419 >

この作品をシェア

pagetop