幼なじみは年下の小悪魔男子


でも…………

そう考えると……

瑠生くんが引っ越したのは?


私は気になって

「ねぇ、瑠生くん……」


瑠生くんは、質問を遮るように………

「って……りあちゃん!
ミルフィーユのチョコが溶けてきちゃうから、早く食べて?」

「……えっ?!あっ……じゃぁ、いただきます」


「ふふっ、どーぞ!」

そう言いながら、瑠生くんは私の反応を伺ってくる。


一口食べると……

サクサクのミルフィーユ生地と、
苺の甘酸っぱさと、チョコレートの甘みが口に広がっていく。

< 112 / 419 >

この作品をシェア

pagetop