幼なじみは年下の小悪魔男子
「ごめん、りあちゃん。
困らせるようなこと言って、僕はただ……りあちゃんに、自分の気持ちを知って欲しかっただけだから……まだ、言わないで」
そう言うと、瑠生くんはまた歩き出す。
────その後は
お互いに何だか気まづくて……
私と瑠生くんの間に会話はなかった。
そして………
私の家の前まで着いて
「………瑠生くん、送ってくれて、ありがとう」
「ううん、大丈夫だよ、りあちゃん……文化祭来てね、約束だよ?」
そう言って、瑠生くんは帰って行った。