幼なじみは年下の小悪魔男子


私を呼び止めた女の子は、話があると言って……

私を人気のない教室に連れてくる。

「初めまして!
瑠生のクラスメイトの水穂野って言います。あのっ、単刀直入に聞きます!瑠生とはどういうご関係ですか?」


「えっ?」


「瑠生に聞いても、全然答えてくれないし……アナタに直接聞いた方が早いと思ったので……」

そう言って、水穂野さんは強い口調で私を問い詰めてくる。


────瑠生って呼び捨て……

水穂野さんが瑠生って呼び捨てにする度に………
私の胸がチクッと傷む


「………どういう関係って、瑠生くんとは幼なじみだけど……」


「そうだったんですね……じゃぁ、瑠生とは付き合ってないってことですよね?」


「う、うん」



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