幼なじみは年下の小悪魔男子



私はその場から…………
逃げるように飛び出して

─────行く宛もなく

─────ただ、ただ………走っていた


走りながら……
自然と涙が頬を伝っていく……

「……っ、うぅ……っ」

涙は止まることを知らない


─────どうして、涙が溢れてくるの?

胸が苦しい………

瑠生くんが水穂野さんと一緒に居るのを見て、ただ苦しかった

劇だってことは分かってるのに────

瑠生くんが水穂野さんに向かって、
告白することがすごく嫌で………




< 140 / 419 >

この作品をシェア

pagetop