幼なじみは年下の小悪魔男子
「りあちゃん……このまま、僕の話を聞いてくれる?」
私は、言葉を返さずにコクんと頷く。
「……僕、すっごく心配したんだよ?」
「……ご、ごめん」
瑠生くん、私のことを心配してくれてたんだ……
「りあちゃん……僕のLIMEに返信くれないし、劇が終わってからも、僕が、電話をしても出てくれないし……」
「……それは」
私は、あの時に……
水穂野さんに言われたことを気にして、言葉に詰まってしまう。
瑠生くんは………
そんな私を見透かしたように言う。