幼なじみは年下の小悪魔男子
瑠生side
────あの時の………
僕の嫌な予感は当たってしまった
すぐに僕が、りあちゃんの所に行っていたら………
りあちゃんは、1人で泣かなくて済んだのかもしれない。
あの後─────
水穂野はリハーサルに遅れてやってきた。
僕は、リハーサルが始まるといって急かしてきたのに、水穂野が遅れて来たことにムッとして………
「どうして遅れたわけ?僕のことはあれほど、急かして来たのに……」
少し、きつい言い方で言ってしまう。
「……っ、何でもいいでしょ?」
そう、水穂野は一言だけ言って、僕から離れていく。