幼なじみは年下の小悪魔男子
瑠生くんがそう思ってたなんて………
「……違うよ、それは私が……」
瑠生くんはわたしの言葉を遮るように言う。
「ううん、僕が勝手に自分のせいだと思ってただけだよ。
だから……
僕はりあちゃんを守れるようになるまで、りあちゃんに会わないってその時、決めたんだ。」
瑠生くんは、ご両親の都合で海外に行ったはずじゃ……
「僕ね、引越ししなくても良かったんだ」
「えっ?」
「最初は、父さんと母さんと海外に行くはずだったんだけど……
僕とりあちゃんが仲良くしているのを引き離すのは可哀想だって言って、僕は少しの間、おじさんの家に行くことになったんだ。
だから……りあちゃんに会いにいけたんだ」