幼なじみは年下の小悪魔男子


しばらくして─────


「りあちゃん、お待たせーー待たせちゃって、ごめんね?」

瑠生くんがリビングに来て、私の横に座る。


「ううん、大丈夫だよ!ケーキ今からすごく楽しみだなぁー」

「ふふっ、楽しみにしててね、今日は僕と2人きりだし、ご飯作って、それから……最後にケーキ食べよ?」

「うん!一緒にご飯食べよ!!………えっ?2人きり?」


─────えっ………まさか……

「うん、僕の父さんと母さん今旅行中で居ないから」

そう言う瑠生くんは何だか、ご機嫌に見える。

「へぇー、そ、そうなんだー」


私は、平然を装いながら答えるけど……


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