幼なじみは年下の小悪魔男子
瑠生くんは、戸惑ったような、驚いたような顔をしている。
「………なっ!」
瑠生くんの顔はどんどん真っ赤に……染まっていく。
ふふっ、可愛いなー
いつもはからかわれてばっかりだけど………
今回は、私が仕返しするんだから!
「瑠生くん、あ〜んして?ほら……前だって、あ〜んして食べさせたことあったでしょ?」
もう一度、瑠生くんの口にケーキを差し出す。
「あ〜ん」
瑠生くんは、恥ずかしそうにしながら…………
「………んっ」
パクッと瑠生くんは、ケーキを食べてくれた。
「どう?」
私は自分が作ったわけでもないのに、感想を聞く。
「……美味しいよ、そもそも……僕が作ったんだけどー」