幼なじみは年下の小悪魔男子


「だ、だめ!それに……言ったらお願い事叶わなくなっちゃうし!!」


瑠生はしゅんとして

「そうだよね………分かった、ごめんね、無理に聞こうとして」


そ、そんなに落ち込まれると……

何だか、すごく申し訳ない気がする。


でも──────

やっぱり、言おうかな、神様にお願いするより……直接伝えた方が一緒に居られる気がする。

「瑠生……あのね、」


私が言おうとしたところで

「りあーー」

少し離れたところから、雪乃に呼ばれる。


「ご、ごめん」



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